あなたは、内向型って言葉を聞いたことはありますか?僕の今まで内気や引っ込み思案などの言葉は小さい頃から聞いたことはあるのですが、内向型という言葉は今から6年前くらいまで馴染みがなく意味をよくわかりませんでした。そして、ある日ある人に言われた「君は内向型だから」と言われたことをきっかけにそこで内向型について調べてみた結果、自分は内向型なんだと知ることができ、自分を知るために内向型について書籍、動画等を見るようになりました。
自分を同じように内向型について分からない人向けに説明しようと思います。ぜひ、記事をお読みいただいて参考にしてもらえたら嬉しいです。
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内向型とは何か?
内向型について調べてみると、「心的エネルギーが主に自己の内面に向かい、外部の人物や事物に対しては消極的であるために、実行力に乏しく孤独な傾向を示す性格と出てきます。
内向的な人は、外部の刺激に対して過敏な分、自分の内側に入っていく。と言われています。つまり、内向型は自分の内側(感覚や感情、思考など)に興味のベクトルが向かいやすく外向型は自分の外側で起きている出来事や他人に興味のベクトルが向かいやすいという特徴があります。
内向型という概念を最初に提唱したのは、心理学者のカール・グスタフ・ユングです。彼が1921年に出版した「心理学的類型」で、性格分類との一つとして「内向型」と「外向型」という言葉を初めて使ったのです。当時は科学的根拠などない性格診断とされていましたが、のちに脳科学などの分野で研究が進み、内向型と外向型ではのうや遺伝子に違いがあることがわかっています。とはいえその人が内向型か外向型かということは白黒はっきり決められるものではないようです。誰もが内向型と外向型の両面を持ち合わせていて、その度合いは年齢・環境・経験など後天的な要素によって変化するものだとも言われています。そのため、現在では、先天的な特性と後天的な要素の割合は半々程度とされています。
内向型の人の割合はについて諸説ありますが、心理学者のローリー・ヘルゴーは著書「内向型な人こそ強い人」(新潮社)で、「約50%が内向的な人だ」と述べています。これらを読むまでは、内向型は少数はだと思い生きづらさを感じていたりしたのですが実際は同じくらいだと知ることができ、実際でも話してみるとこの人は内向型な部分もあるな。と感じるようになりました。
近年はコロナの影響によりリモートワークが増えることによって個の活動が目立つことによって内向型の人にとって環境が良くってきましたが社会はまだ外向的であることを「良し」とする風潮なため自らの内向性を隠したり性格を変えようと努力しようとしたりします。だから、似たような人を周りで見つけることが容易ではないのかもしれませんね。
世の中に男性と女性がいるように、内向型と外向型にも優劣があるわけではなく、ただ違いがあるだけです。しかも、人間の半数ほどが内向型であり、生まれ持った特性である場合も多い。
1.内向型の特徴ってどんな感じ。
内向型は外向型に比べ、刺激を敏感に感じ取ります。外出したり、人に会ったり、新しいことを始めたりということも刺激を感じ取ります。
たとえその時間が楽しくて充実したものであっても、終わった後にどっと疲れがきたりします。そこで自分の体験談交えての内向型の特徴を挙げてみました。
1.人付き合いが苦手。
集団行動が多くなる学生時代など人間関係がとても濃い生活になります。一対一などの少数だと話せるけど、三人以上になると人の輪に入れなくなり離れたくなる。とか賑やかな場所にはあまり行きたがらない傾向はないでしょうか。
1人の時間が多くなり誰かと過ごすより黙々と1人の時間に気づいたら長けているなど。協調性が大事なスポーツをするとき相手に気を遣いすぎて疲れてしまうなど。そう感じてしまうことが多くなるため個人プレーを好みやすくなります。
そういった群れずに個人で物事を進めたりする傾向が多いと思います。
2.話すより書くことが好き。
人前で話したり、人と話すのが苦手な人が内向型の人は多いと思います。不意に話したけられると気の利いた言葉がでず一瞬間が空き話す言葉を考えてしまったり。優柔不断な感じで即決ができなくて後回しにしたくなるなど。
文章を書くことは1人で書くことが多いと思います。誰かと協力する場合もあると思いますが基本1人で黙々と書くことができ自分で考えて作業することができます。
静かな場所とはは特に居心地が良く、周りに気を遣う環境が少なめだと集中力も上がり快適な場所となり内向型の人にとって書くという行為は話すことより向いている特徴の一つではないでしょうか。
3.真面目、落ち着いていると言われる。
周りを見渡すと、暇さえあればおしゃべりを楽しむ人が多いですよね。しかし、内向型の人は雑談などは好まない傾向があり暇を苦痛と感じてしまったりして、とにかく暇を作らないように仕事を探したり黙々と作業するほうが気が休まる感じがすると思います。周りの目を気にする傾向が強く、他の人と一緒にされたくないといった感情が働いたりします。
また、普段から周りに感情を表現することが少ないため自分の中だけで感情を完結させる傾向があります。そのため、周りからはおとなしいや冷静な人だと思われたりして真面目だな、落ち着いていると思われ、そう言われたりするとが多いんじゃないでしょうか。
4.マルチタスクが苦手。
マルチタスクとは、複数のことを同時に行うことです。仕事の打ち合わせなどで会話をしながらメモを取るなど。外向型でも脳に負担がかかるマルチタスクは内向型にとってはさらにマイナスに働きます。刺激に敏感なので、あらゆる物事を同時にこなそうとすると脳が混乱してしまうんですね。
内向型の人は一つのことを集中して取り掛かる傾向があるためシングルタスクが向いていると思います。苦手なことを改善するよりも得意を伸ばすことの方が適してるのでそこを理解した上で仕事をやっていくといいですね。
5.1人の時間がないと消耗してしまう。
内向型の人は1人の時間を好みます。1人で過ごしている時に精神を回復しています。
たとえば、読書、映画鑑賞など。内向型の人は音や匂いに敏感です。周りの環境が騒がしいと集中力が低下して作業に影響します。
なので不快に感じるリスクを避けるため静かな場所を好むケースが多くそれにて該当しているのが在宅ワークです。誰にも邪魔されず嫌な人間関係を回避できます。なので、無理に誰かといることはしないようにして1人の時間をしっかり確保してストレスを回避したいところです。
6.話すよりも聞くことが好き。
内向型の人は、対人とのコミュニケーションの場合、話す側より聞き手側を好みます。
自分が話す側になると相手に気を遣って話してしまい盛り上げたいなど余計な気を使い空回りしてしまったりして気疲れしてしまいます。
なので、無理に会話をしようと話そうとはせず聞き上手を目指して交流して行った方が向いていると思います。
だけど、雑談は苦手だが、自分の興味のある好きな分野には話すのが好きな傾向があります。自分の好きなことを話していたら時間があっという間に過ぎていたり幸福な気持ちになったりした経験はないでしょうか。
なので、合わないと感じる人とは無理に付き合おうとはせず、気のあう仲間を作ることをおすすめします。共通の趣味、仕事をする人はただの友達ではなく、仲間なのです。仲間と深い関係を作れると生きづらさを軽減できるはずです。
7.深く考えてから行動する。
内向型の人は、すぐ動かずに一旦考えてから行動します。巷では、即決即行動が有力と謳われていますが内向型のタイプにはそういった外向型の人が実行する行動は逆効果となり得ます。
深く考え、慎重に行動しミスをなるべく避けたいと考えてしまいます。なので、このようなスタイルの違いがあるので、行動できない自分はダメだと自己嫌悪に陥りやすい傾向になると思いますが責める必要はありません。自分のペースで、マイペースに物事を進められるようになりたいですね。
8.予定を詰め込み過ぎてしまう。
内向型の人は、人一倍頑張り過ぎてします傾向があり気がついたときには鬱病に発症していたりとスケジュールを詰め込んで忙しさばかりを求めると壊れてしまいます。
なので、趣味の時間を最優先しましょう。1人の時間を作れないとどんどん疲弊してしまいます。スケジュールは詰め込むことより余白を作り1人で過ごす時間を必ず設け空白な時間を確保しておきましょう。
9.八方美人になりやすい。
内向型の人は、嫌われたくないという感情が人一倍強い傾向があります。会話でもなるべく相手を不快にさせないように言葉を選んで喜ばせたい、好かれたいといったコミュニケーションの取り方になりやすいです。
自分を押し殺してまで相手主体にしていると疲弊していくだけです。誰にでも好かれることは不可能です。苦手な人、合わない人って必ずどの職場にも存在します。そういった人と無理に付き合うことはせず、人間関係を断捨離するという意味で付き合いたい人だけと付き合うようにしましょう。
10.苦手なことを克服しようとする。
内向型の人は、苦手なこと、向いてないことも相手に合わせて無理に頑張って克服しようとする傾向がありますよね。
誰にだって向き不向きがあります。できないことや苦手なことは悪口を言われることがあるためそれを恐れ無理に挑戦して失敗してしまったり、時間をかけ過ぎてしまったりします。それが裏目になり余計なことをするな。など言われたりして評価を落としかねます。
そこで内向型の人の場合は、強みを活かせる仕事に就職、転職したりすることをお勧めです。
内向的な人は、仕事悩むことも多いはずです。なので得意なこと強みを活かせることを仕事選びを選択し自分に向いた仕事、やり方をするように心がけたいところです。
自分自身内向型であり、物心ついた頃から生きづらさをすごく感じていました。自分の性格を改善したいと思うばかりで、外向型になるにはどうしたらいいかを追求して自己啓発本を読み漁ることばかりしていました。だけど、自分が内向型であることを受け入れた上で内向型の強みを活かす方法を知ることによって生きづらさが軽減されたような感じがします。
なので、内向型を否定することなく内向型である自分の特徴を知り受け入れ強みを活かす方向に持っていきたいですね。